楽天(楽天グループ)への就職を考えていて、「就職難易度はどれくらい?」「どんな大学から採用されているの?」「やめとけ・やばいという声を見かけるけど本当?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、楽天の公式の新卒募集要項、有価証券報告書、決算資料などの公開情報をもとに、楽天の就職難易度・採用大学・年収と、「やめとけ」と言われる理由を整理しました。出典は記事の最後にまとめています。
楽天の就職難易度は高い?倍率は約200倍以上との推定も
楽天の新卒採用は、応募者の多さに対して採用人数が限られる、難易度の高い選考です。
就活メディアの集計によると、2025年度のリクナビ経由のプレエントリー数は86,021人。採用人数を約400人とすると、倍率は約215倍になると推定されています。リクナビ以外から応募する人もいるため、実際の倍率はさらに高い可能性があります。
| 年度 | 新卒採用人数 |
|---|---|
| 2022年度 | 773名 |
| 2023年度 | 788名 |
| 2024年度 | 343名 |
同じ集計では、例年700名台だった新卒採用が、2024年度は343名と大きく減ったとされています。採用人数が絞られると、そのぶん難易度は上がります。
公式の選考フロー
楽天の公式の募集要項では、ビジネス職の選考は次の流れです。
| 順番 | 内容 |
|---|---|
| 1 | Personal Page登録 |
| 2 | Application Form提出・Web Test受検・履修データ提出 |
| 3 | オンライン面接(面接期間は2〜3か月) |
| 4 | 内定通知(最短で11月以降) |
面接期間が2〜3か月と長いのが特徴です。また、選考中に履修データ(大学の成績)を確認する場合があるとされています。ビジネス職には、全部門への配属の可能性がある「ビジネス総合コース」のほか、FinTech・デザイン・マーケティングの初期配属を確約するコースもあります。
TOEIC800点は「入社前」に必要
楽天は社内の公用語を英語にしていることで知られています。公式の募集要項には、「内定者は入社前にTOEIC800点(もしくは同等の資格)の取得が必要」と書かれています。また、TOEICが800点未満の場合は、選考中に会社からTOEICの受験を案内することがあるそうです。
つまり、応募の時点で800点が必須というわけではありませんが、内定したら入社までに取る必要があります。早めに英語の学習を始めておくのがおすすめです。
楽天の採用大学ランキング|学歴フィルターはある?
大学通信のデータ(2025年度)を引用した就活メディアの集計では、楽天の採用大学の上位は次のとおりです。
| 順位 | 大学 | 就職者数 |
|---|---|---|
| 1位 | 早稲田大学 | 46人 |
| 2位 | 慶應義塾大学 | 38人 |
| 3位 | 上智大学 | 29人 |
| 4位 | 立教大学 | 27人 |
| 5位 | 東京大学 | 21人 |
| 6位 | 明治大学 | 20人 |
| 7位 | 同志社大学 | 18人 |
| 8位 | 筑波大学 | 16人 |
| 9位 | 青山学院大学 | 15人 |
| 10位 | 立命館大学 | 14人 |
早慶や上智、東大などの難関大学が上位に並ぶ一方で、MARCHや関関同立、地方の国立大学からも採用されています。上位校が多いのは確かですが、特定の大学だけに絞っているわけではなさそうです。
なお、大学ごとの公表データでは、同志社大学が2025年度の卒業生のうち23名、中央大学が18名を楽天グループに送り出しています。集計の年度や対象(学部・大学院など)によって人数は変わるので、目安として見てください。
楽天の年収・初任給
平均年収は851万円
楽天グループの有価証券報告書(2025年12月期)によると、提出会社単体の数字は次のとおりです。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 約851万円(8,508,495円) |
| 平均年齢 | 36.0歳 |
| 平均勤続年数 | 6.3年 |
| 従業員数(単体) | 9,989人 |
平均年収は前の期(約821万円)から約30万円上がっており、ここ数年は上昇が続いています。
| 決算期 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2021年12月期 | 774万円 | 34.3歳 |
| 2022年12月期 | 797万円 | 34.4歳 |
| 2023年12月期 | 795万円 | 34.4歳 |
| 2024年12月期 | 821万円 | 35.3歳 |
| 2025年12月期 | 851万円 | 36.0歳 |
初任給は学部卒35万円(固定残業代込み)
楽天の公式の募集要項(ビジネス総合コース)では、新卒の賃金は次のように書かれています。
- 学部卒:月給350,000円
- 院卒:月給360,000円
- 月給には40時間分の固定時間外手当を含む(例:350,000円の内訳は、基本給265,823円+固定残業代84,177円)
- 月40時間を超えた残業には、別途時間外手当あり
- 昇給は1月・7月、賞与は6月・12月
月給35万円は新卒としては高い水準ですが、40時間分の残業代が含まれている点は知っておきましょう。福利厚生として、朝食・昼食・夕食が基本無料のカフェテリアがあることも公式に書かれています。
楽天は「やめとけ」「やばい」と言われるのはなぜ?
Googleで「楽天 就職」と調べると、「やめとけ」「やばい」「後悔」といった言葉が一緒に出てきます。公開情報から考えられる理由は、次の4つです。
① 英語の条件がある
入社前にTOEIC800点が必要なため、英語に苦手意識がある人にとってはハードルになります。
② 平均勤続年数が6.3年と短め
平均勤続年数は6.3年です。平均年齢が36.0歳と若い会社なので一概には言えませんが、転職してキャリアを積む人が多い会社だと考えられます。
③ 月給に固定残業代が含まれている
初任給35万円には40時間分の残業代が含まれています。基本給だけを見ると約26.6万円です。
④ 最終損益は赤字が続いている
楽天グループの2025年度の決算は、売上収益が2兆4,966億円(前年比9.5%増)で29期連続の増収、IFRS営業利益は144億円の黒字でした。一方で、最終損益は1,778億円の赤字です。
赤字の大きな要因だった楽天モバイルは、2025年度にEBITDA(減価償却前の利益)で通期黒字を達成しましたが、営業損益ではまだ赤字です。「やばい」という声の多くは、この業績面の不安から来ていると考えられます。
ただし、売上は伸び続けており、ECや金融(楽天カード・楽天銀行など)といった主力事業は安定しています。「すぐに潰れる会社」というわけではありません。
楽天に向いている人
- 英語を使って働きたい、英語力を伸ばしたい人
- ECや金融、通信など幅広い事業に関わりたい人
- 若いうちから成果を出して、収入を上げたい人
- 将来の転職も視野に入れて、キャリアを積みたい人
よくある質問
- 楽天は応募の時点でTOEIC800点が必要ですか?
-
公式の募集要項では、TOEIC800点は「内定者が入社前に取得する」必要があるとされています。800点未満の場合は、選考中に会社からTOEICの受験を案内することがあるそうです。
- 楽天の初任給はいくらですか?
-
公式の募集要項(ビジネス総合コース)では、学部卒が月給35万円、院卒が月給36万円です。どちらも40時間分の固定残業代を含みます。
- 楽天に学歴フィルターはありますか?
-
楽天は学歴フィルターの有無を公表していません。採用大学は早慶や東大などの難関大学が上位ですが、MARCHや関関同立、地方の国立大学からも採用されています。
- 楽天の選考はどれくらいかかりますか?
-
公式の募集要項では、オンライン面接の期間が2〜3か月とされています。内定通知は最短で11月以降です。
- 楽天はAI面接がありますか?
-
公式の選考フローには「オンライン面接」と書かれており、AI面接についての記載はありませんでした。ほかの企業のAI面接は、AI面接を導入している企業まとめで紹介しています。
まとめ|楽天は難易度は高いが、条件を知れば準備できる
- 新卒の倍率は約215倍以上との推定があり、就職難易度は高い
- 採用大学は早慶・上智・東大が上位だが、幅広い大学から採用している
- 内定者は入社前にTOEIC800点が必要
- 平均年収は851万円、初任給は学部卒35万円(40時間分の固定残業代込み)
- 「やめとけ」の理由は、英語の条件・勤続年数の短さ・最終赤字など。売上は29期連続で増えている
募集の締め切りや条件は年度によって変わります。応募する前に、必ず楽天の公式採用ページで最新の情報を確認してください。
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